アリちゃんの食う寝るところ悩む場所

摂食障害(過食嘔吐10年目)・ADHD(グレーゾーン)を抱えている20代女子のブログです。生きやすい毎日になるために日々考え中・・・

摂食障害って治るの??/摂食障害歴10年女子の悩み

皆さんこんにちは。卵が大好き、アリです。おすすめの卵料理がありましたらぜひ教えてください!

 

今回の記事では私が長年悩み続けている…というより半分諦めている摂食障害について書きたいと思います。

 

 

この記事では

 

①簡単な摂食障害についての説明

②私の摂食障害の歴史

③現在の病気との付き合い方

 

について書いていきます。

 

ではではさっそくスタート!

 

摂食障害とは

自己流な説明になってしまいます。

 

摂食障害は大まかに2つの種類があります。ここでは正しい名称と言うより、皆さんがよく聞くであろう名称でご紹介?しますね。

 

1拒食症:摂食障害を知らない人にとっては拒食症こそ摂食障害のイメージがあると思います。ガリガリにやせ細ってしまう・食べ物を食べられない、そんなイメージがあるのかな。たしかに拒食症の方は食べられない方って多いと思います。ですがまた食べられないっていうのも複雑で「この食べ物なら食べられる」という制限型の拒食思考の方や、過食と拒食を併せ持つ方等…同じ拒食症でも本当に様々な方がいます。

 

【拒食症=痩せている】というイメージを持つ方が多いと思いますが、痩せているだけではない様々な体形の方がいます。私自身、周りに摂食障害の方がたくさんいるわけではないので確証はないですが、自分が拒食症の時はややぽっちゃり体型ではありました。

 

簡単に自己流でまとめると拒食症は「食べられない」という気持ちが体型にも心にも大きく影響します。実際に痩せていても痩せていなくても食べることに恐怖を感じたらもう拒食症、あるいは軽い拒食思考だと考えていいと思っています。

 

2過食症:こちらは嘔吐か非嘔吐かの2つがあります。食べ物を大量に食べますが食べた後の対処(?)方法は人それぞれです。

 

過食症のつらいところは体型から「(その体系で)摂食障害なんて嘘でしょ」と思われたり、食べ物が怖いのに大量に食べてしまう虚しさなどがあると思います。

 

まとめると過食症は「食べたくない」と思っていても食べることを止められない症状のことを現します。強い過食衝動や頭が食べ物でいっぱいになってしまう(これは拒食症も同じですね)ことも症状の一つと言えます。

 

 

私はこれまで一通りの摂食障害のタイプを経験してきました。

 

どのタイプもそれぞれの辛さがありました。ただ、非嘔吐の過食症私にとっては段違いの辛さがありました。心の中では「痩せたい」と強く思っているのに正反対の体型と行動をしてしまうことは言いようのない悲しみや苦しみがありました…。だからといって拒食症や過食嘔吐を抱えている人がつらくないなんてことはないです。…どのタイプも本当に辛いんですよね…。

 

 

②私の摂食障害の歴史

 

発症時:高校一年生(おそらく)

 

発症時については「この頃からだ!」っていう確証がないんですよね。というのも摂食障害という言葉を知らなかったからなんです。気づいたときには「太りたくないから友達とマック行きたくないな」から始まり「朝ごはんってどのくらいの量を食べたらいいんだろう」という疑問を持つようになっていたんです。そのため友達との放課後マックをしたことがなく後悔しています。高校時代の放課後マックという貴重な青春を失ってしまいました…笑

 

高校時代は異性を意識したりオシャレに目覚めたりする多感な時期と雑誌の影響からダイエットするようになりました。ダイエットの反動で過食をし…とその繰り返し。運動をめちゃめちゃしたり野菜をドカ食いすることもありました。それでも自分が摂食障害という自覚がないまま高校3年生になりました。

 

 

ステップあやさんのブログとの出会い

「今日は何食べよう…」と思いながらブログ巡りをしていた時です。どうしてそのブログに出会ったのかは分かりません。

 

私は、摂食障害歴18年で病気を克服したステップあやさんという方のブログを見つけました。

 

 

当時の私が驚いたのはブログの内容が私の悩みそのままだったことです。考えてみれば摂食障害の方へ向けたブログなので私に合う事は当たり前なんですよね。当時病気の自覚がなかった私は衝撃を受けながら必死でブログを読みました。

 

ブログ内容は「食べてもいい事」や過食しても良い事、そのメカニズムについて詳しく書かれていました。

 

摂食障害を抱えて悩んでいる方の悩み相談の記事はわりと生々しく笑、私は「そうそう!そうなの!」という気持ちで読みあさっていました。時にはあやさんが読者の方とバトルしている姿も新鮮で笑ってしまう時もありました(ブログ内容は真剣な悩みなので笑えません。でもあやさんの感情そのまま書かれた文章が心地よかったんですね)。

 

ここから私は自分が摂食障害であることを自覚し、過食しているときも「私は過食症だったんだ。これは病気なんだ」と自分の行動を受け入れられるようになりました。まあ過食している事実は死ぬほど嫌でした…笑

 

 

大学時はとにかく周りが皆細くてかわいくて常に自尊心はズタボロ笑。自分を守るために変に性格が尖っているという、我ながら痛々しい大学生時代でした。病気については拒食と過食を繰り返している状態でしたね。そんな私でも周りの友達に恵まれていて、友達は皆優しくて楽しい大学生活も送れていたんですよね。

 

恐ろしい転機/過食嘔吐への転落

なにがきっかけか今でもわかりません。

 

大学4年生の頃私は過食嘔吐が出来るようになってしまったんです。過食嘔吐を経験された方ならわかると思いますが、この【沼】に落ちると這い上がることがとても困難になります。なぜなら吐けてしまうから。食べても吐けてしまうからなんです。

 

これは大学時お世話になったカウンセラーの先生に教えて頂いたのですが、吐く時って嘔吐の辛さを和らげるために脳みそかドーパミンが出るらしいんです。これ興奮作用があったり快楽成分があるらしく、人によっては嘔吐自体が快感になってしまう危険性があります。そんな成分を出させるくらい、嘔吐って身体や心にめちゃめちゃ負担がかかる行動なんですよね。

 

過食嘔吐は食べても太らない(実際は太ります。詳しく知りたい方はステップあやさんのブログを読んでみてください)のでいくらでも食べてしまいます。そうすると体の血糖値がぐちゃぐちゃになってしまい、体が大量の食べ物を欲してしまい…という無限ループも起こるんですね。そうでなくても好きな物を食べられるということは、普段食べることを我慢していたり考え続けている人にとっては魅力的です。

 

満腹にならずに食べた実感が起こらない過食嘔吐はいつまでも続いてしまう沼だと私は思っています。

 

過食嘔吐を決意

摂食障害を治す方法って本当に様々にあるのですが、一番大事なこと、避けられないことが「太る事」なんですよね。。はあ、悲しい~~!!!太りたくなくて頑張っているのに太らなければいけないって辛すぎませんか?

 

栄養分で体を満たしてあげないといけないし、体は栄養分を常に欲しているので一定期間は吸収率が良くなって太ります。

 

過食嘔吐の方は治すために吐くのを我慢して栄養を体に入れたり、食べ過ぎた不快感を体に染みこまさなければいけません。これは治すためには避けられない道なんです…。

 

私は大学4年時に過食嘔吐を非過食嘔吐にすることを決意して一か月で10㎏太りました。…笑えませんが、笑っちゃいませんか?人間ってこんな短期間で10㎏も太れちゃうんです。そんな状況で、本当に感謝していることが、両親や友達が私の体型について一切なにも言わなかった事、ありのままの私を受け入れたことでした。

 

摂食障害を良くすることに必要なのは【自尊心】

よく言われることがどんな自分も受け入れられれば摂食障害は良くなるということです。太っていても痩せていてもどんな自分でもありのままで良い、そう思えたら自尊心が安定し摂食障害が良くなるそうなんですね。実際私も完治にまで近づいたときは自尊心がかなり安定していたと思います。というか太っちゃったらどうでもよくなってしまったというか…笑

 

そしてまた摂食障害ぶり返しへ

摂食障害がぶり返したのは大学卒業後専門学校を経て就職した先でのことでした。就職して何年かは食事は問題なく好きな物を好きなように食べていました。元々太りにくい体質なことと、介護系で動く職業だったので太らないという理由もあったんです。

 

就職して2年半後、夫と結婚を前提に同棲するという理由で退職することになりました。退職が決まってからそれまで仲が良かった同期とぶつかってしまうことがありました。表面的には関係は悪くありません。ただ明らかに同期からイライラをぶつけられるような理不尽なことが何回もありました。同期との関係が変化してから自分の気持ちを落ち着かせるためなのかまた過食嘔吐をするようになってしまいました。

 

現在の状況

体重も減り見た目も変わりました。引っ越してからはますますダイエットをするようになり現在の【日常生活は拒食思考・爆発して過食嘔吐】という状態にまでなってしまいました。現在は一番病気が悪化している状態です。

 

私の今の課題はまず【食事量を増やす】ことです。気持ちの面でも改善?点はたくさんありますが、体の栄養面を増やしてあげることが一番先だと思っています。

 

と言いつつ、できたらとっくにやってるよね~~!!!と、私の中のikkoさんが叫びだしています笑 本当にねぇ、簡単に病気が良くなったら一番幸せですよね泣

 

 

③現在の病気の付き合い方

 

私は病気と上手く付き合うために意識していることがあります。それが以下の通りです。

 

・辛い時は友達、周りの人に頼る・相談する

 

・ブログや紙に気持ちを書き出してアウトプットする

 

・どうしても無理な時は過食嘔吐しても良いと考える

 

低血糖時を減らす(過食嘔吐が起きる時は低血糖の時)

 

・食事量を増やす

 

・食べたいものは我慢せずルールを出来るだけ作らない

 

等々…。

 

皆さんには病気と上手く付き合うルールはありますか?ルールとまではいかなくても意識していること等…。あったらぜひ教えてほしいです。

 

私が一番効果があったことは【気持ちを吐き出す場所を作る】ことでした。このブログにもとても気持ちが救われています。摂食障害の方は特に気持ちを圧し殺してしまう優しい方が多いと思います。そういった方は気持ちを吐き出す方法を持っておくのもおすすめです。…なんて方法はよく言われてますよね笑

 

この病気が治るかどうかなんて…正直諦めています。でも現実私の日常に摂食障害はセットになっています。だったら上手く付き合うしかないな、いうと風にも考えているんです。

 

これからもこのブログを通して病気について発信?ただのつぶやき?をしていきたいと思います。

 

完治を諦めつつ、摂食障害と上手く付き合えることを願うアリでした。

 

 

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