アリちゃんの食う寝るところ悩む場所

摂食障害(過食嘔吐10年目)・ADHD(グレーゾーン)を抱えている20代女子のブログです。生きやすい毎日になるために日々考え中・・・

自分らしく生きるとは?/ADHDグレーゾーンの理由とカミングアウト後の現実

こんにちは。最近無性にお団子が食べたいアリちゃんです。

 

今回は私のADHDがなぜ【グレーゾーン】なのかという理由と、カミングアウトした後の周りの反応について書いていきます。

 

 

他記事にある通り、私はADHDの診断を以前受けました。そこでの診断がADHDグレーゾーンでした。

 

簡単に私のADHDの特徴を書いていきます。

 

・短期記憶が苦手

・数回の作業で仕事を覚える事が苦手

・経験したことのないことをイメージすることが苦手

・説明から物事をイメージすることが苦手

・笑いのツボが人と違う(笑ってはいけない場面で笑ってしまう)

・会話を理解よりも共感で展開してしまう

・会話の全体像の把握が難しい

 

こんなにたくさん症状があるにも関わらず、大きな問題なく私生活を送れていましたし友達も出来たんです。今も友達によく会ってはカフェで話しています笑。昔から運が良いと思っていて、出会った方々は優しい方ばかりでした。

 

転機は社会人として働き出してから

社会人になって仕事を理解する場面などで自分の症状に悩むようになり、それをきっかけに診断を受けた流れです。

あまりにミスが多かったんです。 

 

 

■ グレーゾーンの理由

 

結論から言うと、私がグレーゾーンの理由は【周りとのコミュニケーションが取れる事と、周りの人・環境のサポートで症状が改善する可能性が高いため】です。

 

中学時代から、私は自分の反応が人とズレていることに気付くようになりました。周りから浮くことが怖くて人の反応を見て会話を展開するようになっていました。そのおかげかそのせいなのか、私なりに空気を察することが出来るようにもなりました。そのため診断をしてくれた先生が「コミュニケーションが取れる」と言ったのは間違いではないと思っています。

 

ただ、コミュニケーションが取れるというだけですので日常生活を送るための能力自体はADHDそのものだったのです。

 

このグレーと言う診断が良くも悪くも私を悩ませました。能力的にはADHDなのにADHDになりきれない。でもなりたいわけでもない…。こんな考えはグレーの葛藤の一つなのではないかな、と思います。

 

 

マイペースな夫の一言

 

私は一か月に一回くらい沼に落ちる時があるんです。ADHD沼です笑。自分の出来なささに腹が立って、一人の時に床に寝そべって泣いております笑。

 

ある時夫に自分のADHDグレーについて文句を言ったことがありました。夫にとってはとんだ八つ当たりの対象ですよね、悪いことした…。

 

その時の私の言葉が「もうグレーっていうのが嫌だ。ADHDでいることも辛い。なんで私は普通じゃないんだ」こういうようなことでした。すごい悲劇のヒロインですよね笑。この時はADHDの診断が出たばかりで、自分の事を受け入れることが難しかったんです。

 

夫は「だから"グレー"なんでしょ。グレーなの」と言いました。

 

夫の言葉が妙に自分に落ちて「うん」とだけ言っていました。そうか、私はグレーゾーン。それだけなんだ。そんな気持ちでした。

 

夫としてはただ「あなたの診断結果はグレーだよ。それだけ」っていうことをそのまま伝えただけなんじゃないかな、と思っています。

 

もう仕方ないんだな、と変な諦めと、同時に自分のことを受け入れられたような気がしました。

 

とはいえ、人にADHDであることを伝えると中々な反応が返ってくることもあります…笑。これからカミングアウト後の現実について書いていきますね。興味がある方は読んでみてください。

 

 

■カミングアウト後の現実

 

大体の人・友達の反応

 

診断後は、まず家族と友達に「ADHD(グレー)だった」と伝えました。母は「そっか…気持ちは楽になった?」と意外なことに私のことを心配してくれました(※母は診断を受けることにいい顔をしなかった)

 

友達は「今までと変わらないし、そんなこと言ったら自分もADHDだと思う!笑」と温かく受け入れてくれました。不思議とADHDだと伝えると大体の人が「自分もそうだと思う」と言うんですよね。

 

職場の方も個性のひとつとして受け入れてくれて、逆に「気にしていたらアリちゃんの良さがなくなるからね!」と励ましてくれる方もいました。

 

私の周りは本当に温かく、皆さん受け入れてくれたんです。カミングアウトしたことで仕事中に感じていた「失敗しちゃだめだ!」という気持ちが和らぎました。出来ない理由や癖を皆が知ってくれていると言う安心感がありました。同時にADHDだからと甘えていてはいけないな、という気持ちもありました。

 

ここまで書くと「良い事ばかりじゃないか」という感じなのですが、あくまでこれは【それまでの私のことを知ってくれている人】の反応なんです。この先書いていくのは【初めて会う人・私の事をあまり知らない人】からの反応です。

 

その前に現在の私の働き方、雇用形態について書いていきます。

 

 

現在の雇用形態

 

診断を受けてからも、現在の私は障がい者登録をしていません。現在の職場では障がいのある方が社員として働く枠があります。空きがあるということも重なり、私はその枠から働く場合と、パート枠で働く場合との2パターンで仕事をしています。

 

私の職場は法人が運営している福祉関連の喫茶店です。たまに福祉施設関連の方が来店されることもあります。来店されたときには、職場の方が私のことを紹介してくださいます。大体の紹介内容では福祉の枠から私が出勤していると話します。その説明を受けると、紹介された側の目が「へえ」という変化に変わることに気付きました。「健常者じゃないんだ」という意思がやどることに気付いてしまったんです。「気のせいじゃない?」と思う方もいるかもしれません。もしかしたら私の意識しすぎなのかもしれません。相手側の反応に「マイナス要素があるわけではない」んです。差別的な感じではありません。「この子は自分たちとは違う」そういう意思を持たれている、おそらくそれだけです。

 

正直私は紹介されるのが嫌なんです笑。職場の方が私のことを福祉枠から出勤していると伝えると、相手側があからさまに声のトーンを変えたり「そうなの?」と不思議そうに私を見る等…様々な反応がありました。どれも攻撃的なものはありませんでした。ですが【線引き】は存在しました。

 

これが私のカミングアウト後の現実です。友達や職場の方は、それまでの私を知っているからこそADHDがあっても普通の対応をしてくださるのだと思います。初めて会う方は私の情報を知らないか、余計に不思議そうに見てしまうのかもしれないですね。

 

 

知ってもらう事は重要と知った

 

その経験から私は「ADHDであろうと何であろうと、差別的な物が問題視されているものはまず知ってもらうことが重要なのだ」と気づきました。知らないから恐れたり警戒してしまうことがありますよね。

 

ADHDにしたって、私と一緒に働いたら、その落ち着きのなさ・ケアレスミスの多さ、理解できなささに腹が立つと思います。私だったらむかつきます笑。ですが、もしもADHDの癖についてすこし知っていたら「わざとでもないし、本当にこんなミスしてしまうんだな」と思う事があるかもしれません。

 

わかってもらおうとしてばかりではなく、私自身この障がいと上手く付き合ってミスを減らす努力はしなければ、と思います。

 

ADHDの人と関わる人だって辛い

初めてADHDと接する人にとっては、私の行動は常識外のことばかりするので腹も立つし、腹を立てる自分に自己嫌悪することがあると思います。当事者も辛いことが多いですが、関わる人も疲れたりつらい思いをすることがあるはず。

 

だからお互いが知っておくことは必要不可欠だと思っています。ただこれを当事者が言うと「わかってー!」って感じで押しつけがましい感じになってしまいますよね…笑。うわー難しい!

 

 

■ブログ発信と自己反省

 

実は私youtubeしようと思っていたんです。今もしようか悩んでいますし…ははは(何笑い?)。youtubeを通じてADHDを知ってくれるきっかけになればいいなって思ったんです。でもいざ動画を撮ろうとしても難しい!話せない!壁にぶち当たりました。

 

挫折してからは、それなら何度でも修正できる文章で出来るブログをアップしようと考え直しました。アップしたブログを読み直すと改めて自己反省も出来ました。何より思考の多い脳内でアウトプットが出来て、頭がすっきりしたんです。

 

どんな成果が出るかは分からない、読んでくださる方がいるかもわからない、でもとりあえず、まずはADHDにはこんな癖があるやつもいるよ、って発信したいと思いました。

 

これからもぼちぼち発信出来たらと思いますし、ずっと長い付き合いの摂食障害も良くしていきたいですね…笑

 

今回の記事はこんなところで終わりたいと思います。

 

最後に「自分らしく生きるって何だろう?」と考えたのですが、私は素直に今の状態や過去の経験をブログに書いて自己反省していくことだなって思いました。

 

 

ではでは、こまで読んでいただきありがとうございました。外出が難しくなってきた週末ですが無理せずのんびりいきましょう~~。アリでした。

 

 

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