クソバイスって、知っていますか?
皆さんこんにちは。香水が大好きなアリです。今使っているものがそろそろなくなるので次は何を買ってみようか考えてウキウキしています。
今回は私が【友達から相談を受けてアドバイスをしてしまい悩んだ話】について書きたいと思います。
■クソバイスとは?
皆さんは【クソバイス】という言葉を聞いたことがありますか?すごくインパクトのある言葉ですよね。
クソバイスとは、何の役にも立たないアドバイス(もはやアドバイスではない)のことを指しています。求めていないのに助言をしたり、自慢やマウントをしていたり、アドバイスが気づいたら説教に変わってしまう現象に対しても言います。
私がこの言葉を見たのはSNS上で3日ほど前の事でした。衝撃がすごかったと同時に「自分も友達にしてたーー!!」と思ったんです…。
求めているのは助言ではなく相談
友達から恋愛について相談を受けたりあるいは愚痴を聞いたときに、つい「こうしたらいいんじゃないか?」と思った経験はありませんか?一般的な常識で考えたら「それは彼女・彼氏がおかしくない?」みたいな事も聞いていてあるんですよね。
でもその【一般的な常識】ってなに?どこから?って話なんです。これ自分に言い聞かせています…。
最近友達から相談を受けたんですよね。簡単に言うとその子は失恋から立ち直れなくて相手に執着していました。その子自身執着していると気付いている部分と気づいていないで相手に固執しているところがあったんですよね。第三者から見たら当然次に進んだ方がいいです。でもその子はそんな状態じゃなくて話を聞いてほしいだけだったんです。
結果私はクソバイスを…してしまったんです……。心が老害でした。
「友達のため」という顔をして正論を言っているふりをして何も理解をしていませんでした。私の普通と友達の普通は違いますし、状況によって物事の判断が変わる事なんてよくある事です。
判断するのは友達なんですから、私は背中を押してあげるだけで良かったんだと思います。友達の性格が良かったから争いごとにならずに終わりましたが猛省でした。
■アドバイスをしてしまう理由
失恋をしたばかりの友達に対してなぜアドバイスをしてしまったのか考えてみました。
私が考えた理由は以下の通りです。
1相手に期待をしていたから
2自分の中の常識があったから
3自分に余裕がなかった
順に説明していきますね。
1私が相手に対して「失恋したら立ち直るべき」という期待をぶつけてしまったからなんですね。これは2にも関連しています。2の自分の中の常識に対して「友達がしないことはおかしい」という偏った考えがあったのだと思います。まさしく老害。
他人に期待すると自分の考えを実行しない相手に腹を立ててしまいます。とても理不尽なことをしているんえすよね。「私の意見を聞くべき」と相手に期待してしまうとこういう行動を起こしがちだと思います。
2これは「あなたのためを思って」とアドバイスする人が持ちがちな思考だと思います(私やん)。
私の場合は「失恋したら相手と同棲するのはどうなのか」という自分の常識をぶつけてしまいました。様々な理由をつけて「これはあなたが傷つくからおかしいよ」と伝えてしまいました。
これは正しいかどうかは関係ないと思っていて、大切なのは相手に響くかどうかなんですよね。何でもそうですが相手が納得しなかったらそれはアドバイスでもないし、自分の偏った常識である可能性が高いです。相手を動かそうとして自分の常識を引き出す時点でそれはすこし疑ってみてもいいかもしれません。自分の普通は相手の普通ではない…!
3相手を動かそうと躍起になっている時は、大概自分に余裕がない時です。私の場合は前回のブログに書いてある通り翌日の仕事で不安なことがありました。自分の精神状態が安定していない時は出来る限り相談は受けない方がいいと学びました。自分に余裕がない時はまるで自分の代わりかの様に、無意識に相手をコントロールしようとしてしまいます。
上記はどれも私の理由ではあるのですが、当てはまる方も意外といるのではないでしょうか…?(いないかな)
■アドバイスせずに傾聴するだけでいい
これからも友達は私に近況を伝えたりするかもしれません。正直私としてはもやっとする行動もあるんです笑。でもそれは私の常識から見て、という前提が付きます。
昔読んだ本に「アドバイスをする必要はない。聞くだけでいい、無責任でいい」という言葉がありました。最後の言葉に「ん?」と思う方もいると思います。何回も相談を受けていると聞く方も疲れてしまいますよね。だから話は聞き流すくらいでもいいんだよ、というのがその話の主張でした。
確かに切羽詰まった話でしたら真剣に聞く必要はあります。ですが今回の私の話の様に、ただ私からクソバイスを受けるくらいなら「うんうん」って聞き流される方が良いよな、と思いました。私も自分の意見はなしで、まずは友達の意見を肯定していきます(本当に反省)。
幼少期から
思えば私は幼少期から親の意見ばかり聞いていました。私の母は、知的に遅れがあることを否定できない私に対して「3月生まれだから」といつも言っていました。それが小さな私にとってはすごく嫌だったんですよね。「なんで決めつけるんだろう」と思っていました。
昔から母に相談をしても進むべき道を決められるだけでした。それでも私が大学時代に友人関係で悩んでいた時に「アリはまったく悪くない!」と言ってくれた時、嬉しくて泣きました。私は母に肯定されたかったんだな、と思います。
今の私と母の関係は悪くないです。母から見たら良好でしょう。母はやっぱり私の行動を決めるところがあります。それに疲れてしまう時があるんですよね。そういう時は母の意見を流しています。
気付けば私がしていたクソバイスは昔の私がされて嫌なことでした。正しいかどうかを抜きにして、自分の意見を友達(親)が否定をしたらそれが正しい事でも悲しいですよね。そのことに気付けばクソバイスはしないと思います。私も大切な友達を失いたくないから、友達を肯定することを積極的に行ないます!
アドバイスが必要な時もある
もちろん自分の意見を伝えなければいけないこともあるはず。でもそういう時って相手も「自分の考えちょっと違うかも」と気づいて自分からアドバイスを求めてくれたりするんですよね。私が背中を押した方がいいのか悪いのか、友達と話しながらゆっくり判断したいです。
友だちとの相談って、友達の枠を超えて一人の人と向き合っているんだな、って感じるんです。だからこそ真剣に大切に、友達の相談を聞かせてほしいと今は思います。
…余裕は大切なのでやっぱり日々余裕を持つことは大切ですね泣。これからはクソバイスしないようにしたいと思う、そんなアリでした。